沖縄の伝統芸能
沖縄の伝統芸能は、琉球王朝時代、国王の
代替わりの時に中国から冊封使(中国皇帝から
琉球王に任命する旨の詔勅を持ってくる使節団)を
歓待するため、琉球王朝主導で作られた芸能と、
人々の暮らしの中から生まれた、神に祈る祭りの中の舞踊と
大衆芸能の中の古典的なものがあげられます。
琉球王朝で作られた芸能は、冊封使が詔勅とともに
新王の王冠も携えてくることから
御冠船(うかんしん)踊りと呼ばれます。
沖縄の伝統芸能というと、民謡をまず思い浮べる方が
あるかと思いますが、この御冠船踊りが代表格でしょう。
御冠船踊りには、老人踊り・若衆踊り・二才踊り・女踊り・
組み踊りがあります。
組み踊りは、せりふと歌と踊りが一体となったもので
踊りや芝居の所作などは、本土の能や歌舞伎に
近いものです。
楽器は、三線・琴・胡弓・笛・太鼓が使われます。
代表的な演目には、「かぎやで風」・「伊能波節」
「かしかき」・「前の浜」などがあります。
明治以降、新たに創作された雑踊りも、
沖縄の伝統芸能といえるでしょう。
雑踊りとは、琉球王朝消滅後、御冠船踊りの役者たちが
生活のため、庶民に見せるために
民謡なども取り入れて、自由で軽快な身のこなしで
庶民の生活・感情を素直に表現したものです。
代表的な演目には、「加那ヨー」・「谷茶前」・「鳩間節」・
「浜千鳥」などがあります。
祭りの中の舞踊は、奄美から八重山まで各地にありますが、
「ニライカナイ」の神に祈る舞踊で、「ウスデーク(ウシデーク)」
「エイサー」・「イザイホー」などがあげられます。
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