沖縄の焼き物
沖縄の焼き物で思い浮かぶのはシーサーや抱瓶です。
土産物店でよく見かけますよね。
沖縄の焼き物は、「やちむん」と呼ばれ、「やちむん」といえば
壺屋焼きです。
壺屋というのは地名で、那覇市牧志のちょっと南です。
昔、各地の陶工をこの地に集めたのが
壺屋焼きのはじめだそうですが、
琉球王国時代、壺屋焼きは幕府への献上品として
貴重な産物だったそうです。
現在は環境問題などから、多くの窯が郊外の、読谷へ
移転しています。
壺屋焼きには、釉薬をかけた「上焼き」と釉薬をかけない
「荒焼き」があります。
荒焼きは、屋根瓦・水がめ・酒がめなど日常必需品に多く、
特に屋根瓦は、琉球王国時代の建造物に欠かせないもので、
需要は大きかったそうです
上焼きは、花瓶・壺など芸術的なものが多く、人間国宝の
金城次郎さんを代表として多くの芸術家がいます。
戦後、壺屋の職人は、収容所からいち早く解放され、
そして、壺屋焼きから戦後復興が始まったといわれています。
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ちなみに、屋根の上や玄関に置かれるシーサーには、
上焼きも荒焼きもありますが、
屋根の上のものは、家を新築する際に屋根の漆喰職人が、
仕事終わりに家主にプレゼントするもので、
漆喰製だそうです。
シーサーの始まりは、昔、大火災が続いたときに、
火伏せの願いを込めて、風水の思想も取り入れて、
石製で作られたものだそうです。
また、沖縄の焼き物の中でも異色の、抱瓶(だちびん)は
みやげ物店でも良く見かけますが、
これは、携帯用の酒瓶で、琉球王朝時代、
王府の高官や地方の有力者が、
山を巡回したりするときに携帯したものだそうです。
ちょっと粋な感じですが、庶民には縁遠いものだったようです。
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