沖縄民謡
沖縄民謡はまず聞いてみてください。
三線の音色や独特の旋律…、なんとなく異国情緒があり
良い気持ちになります。
音階が、ド・ミ・ファ・ソ・シ・ドだとか、七五調ではなく
八・八・八・六の音節からなっているとか、
そんなことは気にせず、ただ聞いてみてください。
沖縄の民謡は魂を揺さぶります。
沖縄の民謡歌手は、多士済々。ベテランから若手まで、
玄人も素人も、沖縄民謡が大好きです。
代表的なアーティストを紹介してみましょう。
【嘉手苅林昌】
島唄界の巨星です。独特のくぐもった声ですが、音域が広く
見事な三線の腕前。「海のチンボーラー」などユーモアのある
曲をニコリともせず飄々と歌う姿が忘れられない。
1999年逝去。 合掌。
【登川誠仁】
沖縄民謡界の現役最高峰シンガーです。
昔、毛遊び(モーアシビ)でならしたので、早弾きの達人です。
愛嬌のあるキャラクターは、映画「ナビーの恋」や
「ホテルハイビスカス」でもおなじみですが、
琉球民謡協会会長であり、県無形文化財保持者なのです。
【知名定男】
沖縄民謡の大家といわれた知名定繁の息子で、
子供の頃から天才といわれた唄者ですが、
ネーネーズのプロデュースや琉球フェスティバルのプロデュースもする
島唄界のリーダー的存在です。
【古謝美佐子】
初代ネーネーズのリーダー。9才でレコードデビューという
キャリアを持っており、島唄の世界だけにとどまらず、
国内外のミュージシャンとも多数共演しており、
彼女が孫のために作った「童神(わらびがみ」は、
多くの女性シンガーがカバーしています。
【大工哲弘】
石垣島生まれで那覇市役所勤務と変り種。八重山民謡の大家
山里勇吉に師事し、いまや山里節の継承者といわれています。
朗々と歌う彼の「トゥバラーマ」は、すばらしいです。
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